アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社とガバメントクラウドへの対応に向けて連携強化(健康管理システム)

当社は、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(以下、AWSジャパン)と、令和3年5月に成立した「デジタル改革関連法」のうち、地方公共団体システム標準化法にて定められた基本方針と標準化基準に準拠したガバメントクラウドへの対応について、連携強化します。背景としまして、令和3年9月に施行された「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律」により、令和8年3月までに全国の自治体に対し、基幹業務システムを国の基準に適合したものに移行することが定められています(以下、標準化)。それに伴い、政府共通のクラウドサービス利用環境(ガバメントクラウド)への移行も努力義務とされています。
当社の保健衛生システム「WEL-MOTHER」は、標準化が義務付けられている20業務の1つである健康管理のシステムです。標準仕様に準拠したガバメントクラウド対応版では、クラウドを活用した新システムへ再構築します。当社は、AWSジャパンとの連携強化を通じて、クラウドを活用した安全で信頼性の高いシステムを自治体に提供することで、行政運営を効率化し、住民サービスの向上に寄与します。

連携内容

1. WEL-MOTHERのガバメントクラウド対応
当社のWEL-MOTHERは現在オンプレミスのシステムであり、クラウドを活用した新システムへ再構築します。AWSジャパンと連携することで、高い拡張性、弾力性、効率性といったクラウドの利点を最大限活かして、WEL-MOTHERのクラウド化を実現します。
2. AWS認定資格を持つエンジニアの育成
システムのクラウド化を進めるためには、クラウドを効率的に活用する必要があり、エンジニアのリスキリングが求められます。AWSの育成プログラムを通じて、AWS認定資格を取得したエキスパートを育成します。

日本コンピューター株式会社 専務取締役 中山 秀喜のコメント

健康管理業務は、全住民が対象となるものであり、住民の健康を維持促進するといった大変重要な役割を担う業務です。また、WEL-MOTHERのユーザ様は政令指定都市、特別区と大規模なユーザ様も多く、ガバメントクラウド上でより安心してご利用いただくことは多くの住民の皆様への貢献に繋がります。弊社はその効果を最大限に発揮していく必要があると理解しています。そのためには、AWSジャパンとの連携強化を通じて、技術的な連携を密にとることで、弊社のエンジニアの育成を強固に進めるとともに、クラウドの利点を最大限活かしたシステム運用を実現することが重要であると考えています。これまで以上に、日々の業務を通じて、ユーザ様、ひいては住民の方々に利便性や効果を感じてもらうことができるように邁進していく所存です。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 執行役員 パートナーアライアンス 大場 章弘のコメント

日本コンピューターとAWSジャパンは、自治体のお客様のデジタル変革を最先端のテクノロジーを通じて支援するというビジョンを共有して参りました。この度の連携強化により、クラウドの利点を最大限に活用することで地方自治体および住民のみなさまに利便性の高いサービスをお届けできることを大変嬉しく思います。AWSジャパンは日本コンピューターとともに、最新クラウド技術を活用したサービスを提供することにより、地方自治体の健康管理システムを最先端、最新なものにし、そこから生み出される価値を自治体のお客様が最大限活用して、イノベーションを起こせるよう取り組んで参ります。

今後も両社は継続的に連携をしながら、住民サービスの向上と地方自治体の発展に貢献してまいります。